マンションの大規模修繕この建物形状はロープアクセス向きな理由

足場が不要な結論

マンションの大規模修繕 上の写真の足場は必要でしょうか? 結論!不要です。ロープアクセス向きな建物形状と言えます。理由はこれからご説明しますが、この写真範囲で足場不要となれば相当な工事費の圧縮になります。ただロープアクセス独特の仮設が必要にります。どのような仮設が必要か?下記の示します。

1⃣落下防止棚の設置(人が通行するところ)

2⃣屋上にコンクリート・鉄骨の強固な支持物がない場合はケミカルアンカーをで支点を作る

3⃣高圧洗浄時にスライド式な飛散防止シート

足場を組むよりも微々たる費用です。マンションは個別性があるのでその条件次第で仮設は増えますが足場を組むコストと比較すれば数値で示すと足場100としたら60程度で済みます。また現行の労働安全衛生規則では14階までしか認められていません。

説明※仮設とは工事費必要な足場などで一時的に架けて工事が終われば取り外すものです。

足場が不要な理由

下の写真をご覧ください。足場が不要な理由は、矢印の赤い部分の白い塗装部分しか塗らないからです。この白い部分の塗装に全体的に足場を架けるのは無駄なのです。この写真部分に足場を架けたイメージをしてみてください。補修範囲そのものが少ないので過剰ではありませんか?この浮いた費用で設備機器の更新をしたほうがよさそうですね。

今の長期修繕計画を見直しましょう

長期修繕計画は建築のプロが作成していないケースが多いので必要な工事個所が抜けていたり過剰なコストが入っていて現実的ではありません。新たに設備関係の見積を徴収して現実的な長期修繕計画にすることで大規模修繕の為に借入したり、値上げしたり、一時金を徴収する必要がなくなるかもしれません。設備関係更新は築20年以降必要です。