屋上防水の5年ごとのメンテナンスを推奨

床面では直射日光が直撃

この建物は神奈川県茅ケ崎市のJR茅ヶ崎駅徒歩20分圏にあります。屋上防水の5年毎のメンテナンスについてです。毎年通年にあたり日光がまともに受けるのは屋上床面ですよね。新築から10年は何もしないと思いますが11年目にはトップコートを塗ることで今後の防水の劣化速度が遅くなり長い目で長期修繕計画に有利になります。何事も先手先手を打ち対応するほうが長期的に見て安くなります。

トップコートって何?

屋上の防水層の一番上に塗る保護防水です。防水の役割しませんが下層にあるウレタン防水の劣化を保護する保護塗装とも言います。

トップコートはとても安価であるのです。500㎡として500×@1500=750,000(高圧洗浄含む)です。放置すればするほど下層のウレタン防水は劣化進行を早めで色々なところに弊害をもたらします。10年何もやらないと劣化次第ですがウレタン防水(既存の上から防水)から施工するとなると500m2×@5300=2,650,000かかります。

立ち上がり部では

1がパラペットの顎  2が防水立ち上がりモルタル部

1はクラックが入っていますが、これは新築時に誘発目地を設けていないので収縮してクラックが入りその反動で下部のモルタルも割れています。1に発生したクラックは「ここに目地を設けて」と建物からのサインです。カッターを入れてシーリング目地をしっかりとるべきです。