タイル割れの内部は何が起こっているか

建物壁コンクリートの構造クラック

この写真は横浜市の緑区JR長津田駅徒歩10分にあるワンルームマンション外壁です。タイルが裂けるように割れています。タイルを剥がすとコンクリート自体にひび(2㎜以上)が入っているケースです。幸い雨の直接当たらない部分ですので水がクラックから侵入していない様子がうかがえます。

水が入っていたら鉄筋は錆、コンクリートは中のアルカリ成分が溶け出し白い液が「流れて」きます。このようなケースは他のマンションも見受けられるのでしっかり場所の記録を残しておきましょう。

外構コンクリートの構造クラック

このマンションの外構のコンクリート擁壁にクラックがあります。誘発目地がないので歪がきてこうなります。新築工事を施工した監督の知識不足です。この部分はカッターで切断して誘発目地(シーリング目地)を設けます。