鎌倉・藤沢・茅ヶ崎湘南エリアの海に近接しているマンション外壁の塩害対策3⃣

鎌倉・藤沢・茅ヶ崎湘南エリアの海に近接しているマンションの外壁の塩害対策について3回目の情報発信です。今回は①鉄部塗装②外壁塗装③避難ハッチについてです。それにしてもこの足場無駄ですね。修繕はお金をかけたらきりがないのでどこかで線引きしなくてはなりません。

鉄部塗装

これはもう修繕の代名詞とも言われる工事です。色々な材料がありどれを使えばわからないですよね。一番の良い材料はフッ素系の塗料が良いです。理由は塗料の材料の密度(分子レベル)がきめ細かく耐久性・対候性はこれに勝るものはないでしょう。鉄部塗装は共用部の鉄扉・枠が主です。

でも何を塗ったとしても他ブログで何度もお伝えしていますが下地処理のケレン・研磨・清掃が全てでこれがいい加減だと何を塗っても意味がない。錆がすぐに浮いてきて塗膜を痛めます。大規模修繕などで行う際は下地処理の済んだ段階で検査すべきです。検査合格したものは先工程に進めてよしとしましょう。それだけ下地処理工程は大切ですが現場が目を光らせていないと下地処理が不十分なまま塗られてしまいます。

外壁塗装

外壁塗装についてですが、これは高耐久は材料を・・という話になりますが外壁については塗り面積が大きいのでコスト影響考えなくてはなりません。私が考えたのは、建物の屋上にステンレスワーヤーを張りワイヤーにステンレスカラビナをかけてシートがスライドできるように作っておけば50年は使えます。鉄筋コンクリート造の寿命は≒100年はそこに存在します。大規模修繕は3回目まで(42年後)という話題になりますが先まで考えたときにこのような独自の工夫をすれば足場を架けなくても劣化状況を見てロープアクセスで高圧洗浄・塗装はできますのでそんなに高い材料を使う必要はなくむしろ安い材料を2回塗りの所を3回塗るほうが良いと思います。  

大規模修繕は3回では終わりではなく14×7回=98年 新築から数えて7回はあるのです。ですから無駄な費用はかけないことです。修繕積立金は温存しましょう。

避難ハッチ

バルコニー床にあり□の避難口です。海沿いのハッチはステンレス製のものが多く採用されていますのでこまめに「ステンレス磨き専用材(ピカール)」で管理人さんに磨いてもらうことをお勧めしています。鎌倉・藤沢・茅ヶ崎エリアではスチールの避難ハッチを使っている物件は1件だけありましたが全てカバー工法で対応しました。