鎌倉・藤沢・茅ヶ崎湘南エリアの海に近接しているマンション外壁の塩害対策2⃣

階段の踏板錆は危険です

鎌倉・藤沢・茅ヶ崎など湘南エリアの海に近接しているマンション外壁の塩害対策の2回目のご説明です。その他の発錆で多いのが鉄骨階段の錆です。これは放置しますと錆が進行し転落やつまずき転倒事故につながるケースが多いのです。一般的な対応として錆止め塗装という対応が多いのですが多少は延命になりますが、これは抜本的な解決になりません。ではどうするか?

亜鉛メッキ鋼鈑でカバー工法

それは、錆部を切除してその他は温存して錆止めを塗布その上から「亜鉛メッキ鋼鈑を貼るのです」これが一番ランニングコストがかからない方法です。初期投資は費用がかかりますが、亜鉛メッキは錆を発生させないので、50年はメンテフリーになります。下の写真を見てください。

ポイントとしますと階段床(踏み面)の腐食している部分をグラインダーで切取り穴の開いた下からケイカル板を貼り踏板の下部は塗装します。雨が降ると階段の床に水が溜まります。水勾配はあまり付けられないのでどうしても水が溜まりますので水が溜まる前提で問題がない材料を使うことで解決できます。

(写真)腐食部を全て切除したのち全体的にケレン・研磨・錆止めした状態

(写真)踏板のみ亜鉛メッキプレート設置した状況写真

端部は半自動溶接を現場で実施

踏板の両端部は半自動溶接を行いその後、ローバル塗装(亜鉛メッキの上から保護する専用塗料)を塗り完璧です。修繕するときのポイントはその箇所か危険な箇所である場合はしっかりやらないと塗装の無駄塗りなど無駄な費用を何度もかけることになりかねません。私は過去平塚・茅ヶ崎・辻堂・藤沢・鎌倉・逗子・葉山・横須賀の海近くのマンションの現場管理をしていて「錆」対策として一番大切なことと思いますのが「錆の塗装する前段階の下地処理ケレンです。このケレンがしっかりやっていないで塗装すると1年後に錆が浮き出てきます。錆は放置して良いことは何一つありません。ガンのように進行していきますの早期治療が必要です。

湘南エリア海岸沿いマンションの錆対応のご参考になれば幸いです。