大規模修繕に取り組む前の私の現場実績2⃣新築工事
工事概要
大規模修繕に取り組む前の私の現場実績2⃣ですが、最寄りの駅は神奈川県藤沢市小田急線・相鉄線・横浜市営地下鉄の三線が交わる湘南台駅です。設計は世界的に有名な建築家M氏。この建物(学校)の外壁はコンクリート打放し仕上げでありコンクリートの仕上りは素地で大変施工管理が大変でした。コンクリートは緻密になるように水セメント比の計算から目標スランプ値は15㎝で流動化剤併用しバイブレーターは気泡ができるので全て叩き棒と竹でコンクリートを突き固めその打設手順の施工計画など大変な工事でした。コンクリートの打ち継ぎ目は作れない、外壁は型枠緊結材のpコンの割付・ベニヤの目地割付など苦労しましたがあのM先生の作品に携われることが何よりうれしかったのでその苦労も吹っ飛びましたが。(上の写真は工事完了時)
ボイドスラブ工法
この床はボイドスラブ工法といい、柱とスラブ(床)のみで構成されている工法でした。梁がないのです。梁はスラブ400㎜厚の中に金属の中空ボイドを入れることによりボイドとボイドの間の隙間が弓上のI型梁になるので大空間が生まれる工法です。(下の写真は現在)
現場作業所長を経験してきて良かった
自分が作った建物は自分の分身(子供)であると思っています。自分の意志・熱意・努力は建物に直接反映するので気を抜けないのですが工事が完成した時は感動します。朝7:30~夜10時まで毎日自分の命を削った分建物が完成できてその手がけた建物が生涯残るやりがい醍醐味は建築技術者になってよかったと思います。