大手ハウスメーカーに欠陥住宅が多い理由
現場管理者の技術レベルが低い(若手が育たない)
大手ハウスメーカー(全国的に有名)に欠陥住宅が多い理由は、現場管理者が多くの物件を抱えていて現場が下請けに任せっきりでしっかりとした現場管理ができていないこと。技術者レベルが低いこと。要は巡回管理で目が行き届かず現場に行っても下請けに指導できないのです。お任せ状態なのです。
建設業は重層構造になっていて、元請け⇒一次下請け⇒二次下請け⇒三次下請け⇒四次下請け等実際に現場を行っている業者は四次下請けが多いです。ハウスメーカーは各社独特の施工基準がありその施工手順どうりに進めてくれていないと性能が低下しますので隠ぺい部はできれば第三者の検査を介入させたほうが安心です。地域に密着している地元工務店さんはきちんと施工していることが多いので大丈夫という今までの印象です。工務店さんは下請けさんとの信頼関係がしっかりしているのです。有名ハウスメーカーさん下請けは金額で安く叩かれ一発屋(一度きりの工事で終わり)が多く金額が安いので早く終わらそうとして仕事が雑になりがちです。(※一発屋・・・業界用語です。)
隠ぺい部分(隠れて見えなくなるところ)
上の写真は基礎配筋工事中です。配筋で大切なことは
1⃣鉄筋径は設計とうりのものを使用しているか(規格どうりか)
2⃣鉄筋の間隔は正しか(ベース筋・立ち上がり筋)
3⃣継ぎ手は40d確保しているか(鉄筋と鉄筋の重なる部分の寸法です。鉄筋径が10㎜としたら10×40=400㎜以上ないと✖)
4⃣泥油は付着していないか(コンクリート打設直前で散水しているか)散水することで鉄筋とコンクリートが付着しやすくなる。
5⃣かぶりは妥当か(鉄筋と型枠の隙間はスぺーサーブロック配置)
6⃣構造欠損している部分はないか その他チェツク項目は30ぐらいあり、いい加減な業者が担当したら大変です。基礎配筋はコンクリートを打設すると隠ぺいとなり外装・内装と違いやり直しができないので気をつけなくては工事完了後施工不良があった場合ひび割れが発生するリスクが高くなります。基礎はきちんとした施工さえすれば80年は大丈夫です。(大地震など天変地異は除く)
お客様は契約時「工事中の隠ぺい部の工程写真をしっかり撮影してもらう」という書面を交付しておくと良いでしょう。