横浜 マンションの大規模修繕のポイント1⃣
大規模修繕は無駄な出費です⇒これからは分割修繕にすべき
横浜・川埼 マンションの大規模修繕のポイント1⃣です。まず結論から言いますとまとめて全体を修繕(大規模修繕)すると無駄なコストが発生します。その理由として
1⃣建物の部位により劣化具合が違う(南・西面より北・東面は劣化速度は遅い傾向)
2⃣建物部位により耐用年数が違う(外壁と共用部では共用部の劣化速度が遅い傾向)
3⃣足場を架けることによりまだ使える材料もついでに撤去し新設している(お金を捨てているのと同じです)
マンションの耐用年数は何年?
昭和56年6月以降の鉄筋コンクリート造寿命はコンクリート爆裂・漏水による鉄筋の錆を早めに処理すれば100年は住めるのです。その間例えば12年周期としたら8回も修繕を行うのです。都度修繕積立金を使い切っていたらキリがありません。人間で例えるならば血管である配管・設備の交換費用が不足するのは明らかです。修繕は3年に一度ぐらいは定期検査を行い適宜・適時修繕したほうがトータルコストが下がります。
修繕積立金の値上げは資産価値低下を招きます。資産価値は第3者の購入意欲に直結します。潤沢な修繕積立金を維持することを目指しましょう。建物劣化(人間と同じ)は自然の摂理でもあるので築30年マンションを新築みたいに蘇らせることは理想ですがその経過年数を生かした修繕であるべきと思うのですが。30歳の人を15歳の中学生にする発想は無理があるのです。経年劣化に応じた風合いも生かしていくこと、必要最適限の修繕にとどめましょう。外壁の色も白系を使うと雨垂れが目立つので薄い茶系にするとか工夫し、足場が不要な部分での色分けなど意匠的に配慮するとか色々工夫はできるのです。
鉄筋コンクリートマンションを将来解体する理由
設備や機能面、経済的理由によるものが大半であり寿命が理由で取り壊されることはほぼ無いのです。(昭和56年以前の建物を除きます)修繕費の不足を対策措置として借入提案してくる業者は信用しないほうが良いです。負のスパイラルに巻き込まれてしまうのです。