大規模修繕この足場必要ですか?

大規模修繕の足場不要ケース

この建物の大規模修繕の際に本足場は必要ですか?答えは不要です。この建物は神奈川県の南武線と小田急線の駅である登戸駅徒歩20分圏内にありますがこのような建物はいろいろな町で見かけますね。

理由は写真の赤い線が2本ありますが、この幅は25㎝ぐらいですこの部分を塗装して終わりです。天井は内部から塗装できます。しかし、普通ですと足場を架けてしまうでしょう。本足場です本足場を架けた場合ざっくり長さ30m、高さ40mなので1200m2です。

直接工事費 1200m2×@2300=2,760,000+資材搬入時警備員の費用が掛かります。その他この費用に現場経費・一般管理費が加味されると≒\3,600,000かかるのです。費用対効果で考えると大変無駄です。一番良い方法はロープアクセス工法(無足場)です。無足場でも下部に落下防止棚や飛散防止用移動シートは必要なのでその費用が≒500,000、ロープ職人さんの技術費で≒200,000と踏むと2,800,000が無駄です。

雨トヨ塗装はロープに最適

忘れてはならないのは雨トヨです。これはロープに一番適する場所なので問題なしです。

共用部で手すりがアルミかガラスの場合は本足場不要

施工面積が少ない場合はロープアクセス工法が最高のコストパフォーマンスとなります。バルコニー面も同じであれば同じことが言えます。アルミ手摺がタイルであった場合は調査が必要です。

タイルの不良部が多い場合には足場を架けたほうが良い場合もあり、ピンポイントの不良部の場合はロープで可能です。いずれにしても調査結果で仮設足場の「費用の圧縮が期待」できるのです。大切な修繕積立金は大切に温存してくださいね。