大規模修繕の不適切なコンサルの見抜き方
人は見かけではわかりません
管理組合様のお悩みはやはりコンサルをどう選定するかだと思慮致します。
私が管理組合側としたらどうするか?考えてみましたのでご参考になれば幸いです。
①複数社に総会でプレゼンしてもらう
中には中身のない国家資格者もいるかもしれません。過去の建築に関する経歴を語ってもらいましょう。また作品なども合わせてどのような立場で携わっていたのか?等質問してみましょう。服装は現場監理する服装としたらいかがでしょうか。イメージが伝わります。管理組合の中で建築に強い人・いなければ第三者に1日頼んで質問してみましょう。
上の写真を見せて「あなたならどのような手段でこの排気の汚れを洗浄しますか」と質問!
・・・・・・もう退場ですね。
回答:排気の汚れはまずタイル専用材ケミクリーンで手ぶきして汚れが取れない場合塩素系の強力な洗浄剤で除去します。それでも汚れが落ちな場合は管理組合と協議してタイルを貼り替え再度汚れが外壁に流れないように水切りを取り付けます。
以上を即座に言えなければ経験が乏しいと判断しましょう。
②大規模修繕に関する業務経歴書を提出してもらいましょう
中には大規模修繕の経験が全くない人も見たことがあり現場は混乱していました。監理では他の若い社員を代理でこさせて自分は最初と最後しか来なかったですね。現場管理者や職人さんに指導する立場なので施工知識はないと意味がありません。
③コンサルは誰でも名乗れます
これは違法ではなく特に規制はありません。最低1級建築士もしくは1級建築施工管理技士で現場経験豊富な人を条件にしましょう。
④誓約書にサインをもらいましょう
これは究極ですが、管理組合の信頼を裏切ることはしない・業務にまじめに取り組む・嘘偽りはしない等にサインさせましょう。このサインを簡単に承諾する人は辞めたほうが良いです。悪質なバックマージンを取る人はこの程度のことは何とも思いません。プライドのある人なら辞退すると思います。できれば本業が1級建築士事務所ならある程度は信頼しても良いのではと思います。
大規模修繕の設計監理は新築に比べてやさしい業務です。施工範囲と材料を決めるだけ。どちらかで言うと施工畑出身の人をお勧めします。