大規模修繕の周期と修繕積立金を節約すべき理由
周期は物件ごとに違います
大規模修繕の周期と修繕積立金を節約すべき理由ですが、周期については「12年~14年」が国土交通省の指標になっていますがこれは一般論です。100棟あれば100棟周期は違います。方位・階数・風向き・日照時間・隣棟間隔・環境に左右されます。一概には言えないというのが実態。まだまだ使える部材も時期が来たから、折角足場を架けるからついでに直すというわけです。これでは積立金がいくらあっても足りません。
修繕の費用が一番高くなるのは大規模修繕2回目~3回目
その理由は設備関係の更新時期になるからです。新築後25年~30年頃になると受水槽,高架水槽の交換・電気盤類の交換・電気配線の交換・給排水設備の交換・エレベーターの交換・消防設備の交換と多大な費用がかかるのです。1回目の大規模修繕で積立金を全て使い切るのは大変危険です。現実的な問題としてほとんどの管理組合様は輪番制で理事になりその他の方は他人事のように考えている方々が多い印象です。でも皆さんの資産なのですからもう少し意識を変えてみてはいかがでしょうか。