大規模修繕のコンサルタントの正しい選定基準【注目】
会社規模で決めない
コンサルタントの業務は業務委託契約になります。マンション管理組合から委託してコンサルタント会社がこれを受託します。これは信頼関係が全てでありコンサルタント業務内容及び推進は担当者個人の責任と技量によることになります。
会社組織としての規模や従業員数、資本金、資格者の人数の大小よりも担当者の経験・実績・能力(コミュニケーション力)などを十分検討してください。管理組合様が承認を出せるようにリードしてくれる人が良いでしょう。また報告・連絡・相談できる人です。
一級建築士も専門性が細分化されている
一級建築士と言っても意匠・構造・設備・都市計画・施工・計画・企画・環境など専門分野が分かれています。一級建築士というだけで信頼しては危険です。全く経験がなくペーパー建築士も多数いますし、そもそもこの資格試験に合格しただけで経験がなければ使い物になりません。大規模修繕は新築とは違いイレギュラー的な問題が良く発生するので現場力や現場担当者に的確な指示が出せないと品質が確保できません。大規模修繕の場合は施工の専門性がある人が良いです。上から目線で発言する人、スーツを着て現場の工事監理に来る人はアウトです。くれぐれもご注意ください。