大規模修繕の長期修繕計画見直しが修繕積立金増額か現状維持か明暗を分けます。

業者任せにしないことです

大規模修繕の発注などは業者任せにしないことです。工事の業界は資材の高騰や人件費の上昇で工事費は益々上がっていくでしょう。これから先職人不足が続き既に外国人労働者の手を借りないと工事が進行しない現状があります。今までの大規模修繕工事は他人事という意識を変える良い機会です。お住いの皆様の資産価値に関することですので提案としまして「修繕委員会」を立ち上げてほしいのです。その委員会に外部専門家を入れて建物修繕の認識を共有しましょう。例えば20年前作成した修繕計画よりは工事費は20%以上上昇しています。ですから修繕積立金を値上げすることになるのです。ただ、あきらめる必要はありません。そもそも従来の大規模修繕の工事ではまだ交換する必要のない部分も工事しているのです。足場をせっかく架けるのであれも直そうこれも直そうと増額するばかりです。無駄は排除できます。

積立金は値上げしない・一時金を徴収しない・借入しない

まずは現状の劣化状態を正確に把握することがスタートです。ここで問題なのが足場を架けないと手が届く以外は確認できないので契約後に再度調査してその部分は実費請求がきます。これではお客様は不安ですよね。ドローンや赤外線などはありますがこれは精度などが天候に左右されてしまいます。やはり不良個所に直接アプローチして目視・触診・打診が一番精度が高いのです。

無駄な仮設費ほど無駄

現在機能している材料は極力温存して本当に必要な修繕を見極めることがコスト削減の近道です。たいした補修でない箇所に過大な足場は排除すべきなのです。