マンション大規模修繕の重要なポイントお知らせブログです。

大規模修繕サイクル12年周期は実態と違います

マンション大規模修繕の重要なポイントをお知らせするブログです。まず、結論から言いますとマンション大規模修繕の周期は一般論でありその一棟ごとに周期は違います。100棟あれば100棟ちがい人間と同じなのです。12年周期はあくまで指標や平均値なのです。個別性がありますので建物劣化診断を行い現状の建物の健康状態を確認しましょう。

マンションの個別性とは

マンションは、その建設している立地の海抜高さ・方位・日照時間・隣棟間隔・建設時期・建設した季節・職人さん・現場監督・・・全て建物ごとに違います。人間の顔も同じように何一つ同じものはないので世間一般論に振り回される必要はありません。建物も人と同じように考えるとわかりやすいです。建物の健康診断をして資産価値を下げないように維持管理を行う必要があります。

修繕工事費はこれから上昇する

冒頭の折れ線グラフ(国土交通省)にもありますようにマンションのストック数はこれから益々増えてきます。建設事情を考えますと、職人さんの高齢化・若手の建設業界離れ・材料費のコスト上昇・仮設足場コストの上昇とお客様の負担は増えるのは間違いないでしょう。しかしながらやり方次第・考え方次第でなんとかなるものです。詳しくは私のブログ「品質」「コスト」「診断」に合理的に工事コストを下げるノウハウを記しておりますので何かしらのヒントになれば幸いです。

首都圏データー(平均値)

上の一覧表は東京・神奈川・千葉・埼玉首都圏の平均戸数・階高・築年数です。このようなデータを元に世間に情報が流れますが 53,913棟の内何一つ同じ建物劣化状態はないということです。正確な建物劣化診断は、建設コスト及び仕様の検討・長期修繕計画の改善見直しに貢献します。修繕積立金の不足が解消されるかもしれません。