建物調査の重要性

大規模修繕ありきではないことをご理解ください

建物調査は現在の建物の健康状態を把握するのに一番大切でありここを軽く考えますと後々に多大な工事費をかけることになります。まず、建物は100棟あれば100棟とも劣化具合は違います。

12~15年で大規模修繕するのは国土交通省の指針であり義務でもないのです。

どこに建物調査を依頼するかにより結果が違う

①設計事務所に依頼

②施工業者に依頼

③調査専門会社に依頼

④管理会社に依頼

建物劣化診断調査は利害関係のない第三者である調査専門会社をおススメします。

劣化診断調査は3つのグレードから選択

簡易建物劣化診断(1日)

大規模修繕が必要か?否か。必要としたらどの部位で何年先か?を知りたい方に適しています。

建物劣化診断(3日+外壁ロープアクセス工法2日ランダム調査)

大規模修繕の計画に入った段階の方に適しています。

建物劣化本診断(TMDA方式)(5日+ロープアクセス工法全面調査4日)

大規模修繕の設計監理者者を選定する前段階で適しています。通常足場を架けなくては手が届かない部分(外壁)も

ロープアクセス工法で全面的に調査(15階まで対応)をして劣化不良個所のエビデンス(根拠)を獲得します。また全体を修繕した場合と劣化状況に優先順位を付けて分割修繕した場合の2案の概算見積を提出します。

その他メリット

@長期修繕計画の作成根拠になる

@まだまだ使える部材は温存する形で修繕周期を遅らせます

@契約後実費精算のリスクがなくなる

@全体工事費が安くなる

★デメリット

調査費用コストが高くなる