本当に今、大規模修繕に着手する必要があるのでしょうか?

時期早々かもしれません

本当に今、大規模修繕に着手する必要があるのでしょうか?長期修繕計画や一般的な修繕周期なんていうものはあくまで一般論の目安にしかすぎません。人間の体も一人一人違うように建物も一棟一棟違うのです。マンションごとにその劣化状況や傾向が違うことは当たり前なのです。むやみに修繕するのは得策ではありません。きちんと現在の劣化状況の調査(目視・触診・打診で十分)を行い現状把握することが修繕積立金を節約する第一歩です。(ただし、築40年ぐらい経過すると配管内の劣化は確認すべきでしょう。)

それを考えないで一般的なタイミングで一般的な仕様書・本足場で見積を徴収したらもったいない!人間に例えるならば腸にポリープができて内視鏡で切除日帰り手術すれば済むことを、全身麻酔して開腹手術しているにしか思えません。

修繕費はやりだしたらきりがないのです。どこかで線引きが必要で計画的に考えその内容を長期修繕計画に反映させれば現実的な長期修繕計画となり積立金の値上げが少しでも安くなる可能性は大いにあります。

建物は人と同じなんです!

人が体調が悪い、このまま放置すれば症状が進行して・・・。となった場合他の部分も12年後まとめて治すから良いというわけにはいきませんよね。建物も同じです。定期的に劣化進行をみて早めにこまめに手入れするほうが長期的に見ると結果安価に長く美観や機能が保たれます。1年に一度は専門家に定期健診(一日現場巡回してレポート報告書作成しお客様に報告でざっくり¥80,000ぐらいです)を受けましょう。(人間ドック=建物ドック)