大規模修繕ではなく分割修繕(部分修繕)という方法もあります
何も大規模修繕に固執する必要はありません。
修繕の原則
①「あれも直したい、これも直したいと」きりがない
②予算がある(かけられる費用は決まっている)
よって、計画的に考えて修繕しないと無駄が発生してしまうので修繕箇所の優先順位(重要度)を決める必要があります。
漏水・タイル剥落しそうな危険個所・機能しない(扉の故障)などは緊急度が高いのでまず建物簡易診断を行い現時点で
建物に何が起こっているのか?を把握することが大切と思います。
計画的に実施すれば無駄は排除され納得のいく修繕工事ができます。
いきなり4面足場を組みそれから調査して不良個所は実数精算という形で業者に支払うのがこの業界の常識です。
業界の常識は管理組合様からみると非常識な場面が多々あります。
例えば南面の全面そうタイル張り(60 戸8階)で実際調査したところタイル浮き・割れが25枚とうケースがありましたがこの南面の足場で≒80万もかかるのは無駄です。
やっていることが逆なんですよね。
建物全体の簡易診断をして現状把握→情報を図面に記入することでどのエリアに何が起こっているのか把握→優先
緊急度を整理→見積用金抜き内訳→同じ土俵で複数業者から見積徴収が本来の姿です。