大規模修繕の設計監理の費用はいくら?

50戸と仮定しますと、大規模修繕の設計監理の費用は≒4万ぐらいが目安になります。(個人建築士事務所など)

設計監理の仕事は着工後、使用材料の承認・工程進捗確認・現場確認・管理組合様に報告・連絡・相談などがあります。

金額

50戸の場合工期は≒3か月でしょう。1か月4回として4回×4万=16万×3か月=48万ですからざっくり前後50万前後と思われますが、会社規模が大きいと経費・本社経費込みで70万ぐらいです。不適切コンサルタントはこの程度では物足りないので使用材料のグレードを下げてバックマージンを要求する人もいます。1つの判断材料ですがホームページ等で「ノーリベート宣言」しているか確認しましょう。

滞在時間

私が過去に関わったことがある神奈川県横浜市のJR桜木町駅から徒歩10分のマンションでは2時間程度で現場を見て具体的な指示・指導もしないそもそもスーツで来る人もいます。現場確認する姿勢ではないですね。現場は生き物なのでその瞬間、瞬間が大切なので定例会などを決めずに抜き打ちで現場監理するのが良いと思います。50戸ですと全て確認するのに半日以上~はかかります。

全ての権限を与えないこと

怪しいようでしたら、監理者の決定した材料と見積の仕様書を比較してくれるセカンドオピニオンにチェックしてもらうと良いでしょう。監理者は弁護士のような代理権はありません、管理組合様に都度報告の義務がありますので報告せず勝手に進める監理者は怪しいですね。本気で現場チェックする監理者は作業着・ヘルメット・安全帯・軍手は自前の方が多いように感じます。

大規模修繕のコンサルタントは資格は不要

経験もない、資格がなくても名刺に「コンサルタント」を記せば誰でもコンサルタントになれます。法的に問題ありません。だから選定には慎重に現場経験のあるコミュニケーションできる方を選定されてください。