マンションの大規模修繕の費用が足りない場合

全く問題ありません

マンションの大規模修繕で費用が足りない場合は、やり方を変えれば良いです。全て全面の修繕をする必要はありません。しかし不良部を放置すると不良個所が進行して資産価値が落ちますのでその場合は分割修繕をお勧めします。分割修繕は大規模修繕とは考え方が全く違う進め方です。建物調査後不良部の緊急度×重要度の優先順位を検討してその優先順位の高いものから修繕をします。

何故分割修繕は普及しないのか

それは管理組合様に失礼かと思いますが、「めんどくさい」からです。また分割にすることで工事額が極端に下がります。工事施工会社からすれば全く魅力がなくなるので普及するわけがないのです。足場を全て架けることでついでにあれも直そう・これも直そうと費用はかさむばかりでお客様視点で考えていないということですね。でも私が工事施工側でしたら同じように思うのです。

分割修繕という言葉は私が考えました。修繕積立金が不足してお困りの組合様に専門コンサルタント(以前はアドバイザーと考えていましたが)分割修繕の専門コンサルティング会社をこれから立ち上げます。(2023年6月末予定)

大規模修繕の為に借入はしないで

借しますとと資産価値が下がりますし、借り入れると負のスパイラル状態になる恐れがありますのでお勧めできません。工事費用は計画的修繕でクリヤーできると思います。